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日本のリバースモーゲージ制度は、もともと高齢者の社会福祉的な発送で地方自治体より生まれ
たシステムです。自宅を世襲できないくなり慣習に反するなどの理由で、日本人の価値観に合わず
普及しませんでした。しかし、近年住宅メーカー・金融機関から多様化する高齢者の需要に沿った
新しいサービスが提供され始めています。
地方自治体が、医療・介護費など福祉に充当することを目的としているのに比べ、民間の金融機関
住宅メーカーは住み替えの促進や、ゆとり資金の提供など資金使途が幅広く、今後は民間主導で
市場の拡大が予想されます。教育、子育てに費やした莫大なコストと時間を思えば、親が自身で
築いた最も高価な資産を有効に活用し、老後の生活を豊かにできることは理想で,公的支援を含め、
更なる利用価値の高いリバースモーゲージ商品が開発されることが期待されています。
これから持家を考える方は、このようなシステムがあることを年頭に家選びを。また、すでに購入
されている方は、持ち家のメリットを活かす老後の"豊かなすまいるらいふ"への貴重な選択肢の
1つとして覚えておくとよいでしょう。 |
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NO.8
2007.Summer
